2014年10月29日

「サロン」という名の服

ソーイングの本ではないのですが、衣服に纏わる本を読みました。



安藤明子の衣生活―ずっと着られる衣服を求めて

安藤さんは、多治見にあるギャルリももぐさのオーナーさんだそうです。

ソーイングを始めてからせっせと布買いに励んでいて、我が家の布山は高くなる一方です。
気に入った布ほどなかなかハサミがいれられず。
布にピッタリのパターンに出会うまで大事にしていると言うのもあるけれど、
私の腕が上がるのを待っているというのも本当の理由だったりする。

別に特別な布というわけではなく、普通に手に入れた布ばかりですが、
温存して、また買って、の繰り返しです。(殆ど病気ね。^^)
『布は旬なうちに裁て!』と、
重々わかっちゃいるのだが...。

安藤明子さんが考案された『サロン』と言う名の太い筒状の布。
布を直線にカットして縫い合わせたもの。
捨てる部分も少ないです。
巻きスカートとして着るのが王道のようですが、マントのようにしたり、
男性も着用してたり、使い方は色々。

直線断ちの布、着る人の体に合わせて纏う服。
着物に近い感覚です。
立体裁断のパターンから作られる洋服とは、真逆の発想ですね。

単純な筒状の四角い布で、ここまで雰囲気が出せる事に、驚きました。
味のある布一枚で仕立ててあったり、組み合わせて縫ってあったり、重ねたり。
夏は素材で涼しく、冬は重ねて暖かく。
遠い昔の人は、織った四角い布をただ体に巻きつけて着ていたと思われますが、
そんな原型のような服なのかも知れません。

本には、こんな言葉が書かれています。

「最低限の手を入れて 衣服になるものをつくりたい」
「必要な始末を手を抜かずに 丁寧に」

HPの中(instagram)の安藤さんの着こなし例がとても素敵でした。
赤い靴下+トリッペンとか、もうすごくおしゃれ。

ソーイングの本にも、直線断ちで作れるものなど増えてきていて、
折り紙のような発想に、和のテイストを感じます。
最近はやっこさん風のはおりものをよく見かけます。
パーツも少なく、縫うのも直線だからとっても簡単(らしい)。
それでも、ちゃんと着るものになるという面白さ。

日本人の体型には、案外筒状のものや直線裁ちのものが似合うのかも。
本には寸法などは特に書かれていませんが、絵を参考にmyサロンを作ってみるのも
面白そうです。
無地の布に部分的に刺し子をしても、きっとかわいい。

安藤さんの「サロン」。
昔々の大和の装いを思い起こさせるような、そんな雰囲気が新鮮で、
真似してみたくなりました。
トリッペン、ますます欲しくなったゾ。





posted by マメコ at 17:04| Comment(0) | ソーイング本・パターン | 更新情報をチェックする