2015年05月27日

歴史ミステリー

お久しぶりでございます。

しばし、歴史探訪の旅に出ていました。
と言っても、本の中。

甑島(こしきじま)在住の『K』さんのブログで紹介されていた本を読みました。

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室町幕府を倒し、その後に□□政府を作った集団が、かつて存在していたという
謎めいた話です。
日本の歴史から抹殺されたその集団の中心人物が、「岩屋天狗」ことヤジローどん。

ヤジローどんは1300年代にインドネシアから琉球に渡来したアラブの高僧、
真穂梁夢(マホラム)という人物の子孫であり(6代後)、アラブの血を引いていたとあります。
また、ヤジローどんは「ザビエル」を日本に連れてきた人物で、通訳をこなし、
地動説や仏教とキリスト教の違いなどでザビエルを論破。
それが彼が早々に日本から引き上げた理由だったと書かれています。
その出来事の片を付けに(ザビエルの敵を討つかの如く)来日したのが、
弟子の「ルイス・フロイス」。
信長に異国の血が混ざっている点を突いて、信長をそそのかし、
鉄砲武器を与え、ヤジローどんこと「岩屋□□」の存在を日本史から消す事を進言。
江戸幕府はそのことにひたすら尽力し、それが300年の鎖国に繋がった。
信長も秀吉も家康も皆ヤジローどんの子どもで、
西郷さんまでもがヤジローどんの子孫、
そんな驚きの内容が綴られています。

『上』は西郷さんの所謂『征韓論』(偽説)の話がメイン。
薩摩の英雄でありながら謎が多く、今も尚お顔さえもはっきりしない西郷さん。
日本の歴史からヤジローどんの全ての記録が消されているため、
西郷さんは祖先ヤジローどんの存在(足跡)を朝鮮に見出す為に、朝鮮行きを志願していた。
それを、大久保利通によって『征韓論者』に仕立て上げられ、
後の西南戦争へと繋がって行った...。

父方のご先祖様(鹿児島)は、西南戦争で西郷さんと共に戦ったと叔父から聞いていて、
私の高祖母にゆかりのある土地を中心に、この本の話が展開していることも
あって、大変興味深かったです。
ご縁のある土地の「歴史ミステリー」として、鳥肌たちまくりになりながら、
読みました。
ただ、文章が難しくてルビもなく、チンプン・カンプンな部分多し...。

歴史の改竄はどの時代にもあったのでしょうけれど、
この本の展開はやや突飛で、もう何が何だかの世界です。^^
でも、歴史ミステリーとしては最高に面白い!

今も鹿児島には、弥五郎どん祭りというものあるそうです。
そのモチーフは、まるでヤジローどん。岩屋天狗さんのよう。
http://www.kagojinjacho.or.jp/birthplace/post-30.html
ヤゴロウどんとヤジローどん。
ヤジローどんは、実在したのでしょうか...。

アラブの高僧「マホラム」。
『まほろば』はマホラムから転じたのかな、とふと思いました。
昭和の懐かしのヒット曲「コーヒールンバ」という歌に、こんな歌詞がありましたね。

「昔アラブの偉い お坊さんが
恋を忘れた あわれな男に
しびれるような 香りいっぱいの
こはく色した 飲みものを教えてあげました
やがて心うきうき とっても不思議このムード
たちまち男は 若い娘に恋をした 」


コーヒー店主の主人曰く、イスラムの高僧がコーヒーを世界に広めたという話は、
コーヒー業界では通説なのだとか。

と、そんな歴史ミステリーとアラブのお坊さん話に繋がって、
ニヤニヤしていた1週間なのでした。

追記:不思議な友人に「岩屋天狗」の信憑性を尋ねたところ、
   「実在しないと思う」との返事がきました。  






posted by マメコ at 10:54| Comment(2) | 読書記録+おすすめの本 | 更新情報をチェックする