柿渋の過去記事はこちら。 ★
『BLACK WORK』という刺繍に初挑戦です。
以前一目ぼれした、こぎん刺しの針山↓をイメージして
作ってみました。

倉敷意匠さんより
こぎん刺しや刺し子から、シンプルでかっこいいBLACK WORKに繋がり、
洋書を2冊購入したのが昨年の事。
刺し方(刺す順番)がよくわからず、何度もトライしては挫けて、
そのままになっていました。
昨日再びやる気に火が付き、少しの刺繍で形になる針山を、
一気に完成させました。
白のリネンに黒の刺繍糸2本取り。
ランニングステッチで刺しました。
クロスステッチ用の目が拾いやすい生地を使いましたが、それでも上手く
刺せないので(私の問題)、水で洗うと溶ける、方眼シートを張っています。
刺すとき多少堅さがありますが、一目一目確実に刺せるので、
このお助けグッズは本当にありがたい。
方眼1マスは約1.8mm。
何度もやり直しているので、ボツボツ穴だらけ。
完成後はしばらくお湯に漬けて、方眼シートを溶かします。
今回の図案は、こちらの本から。
Made in France: Blackwork
日本語バージョンも出ています。
日本語版(刺繍糸と布つき)
洋書の方がボリュームがあって、おすすめだと思います。
殆ど写真と図案なので、英語力は特に関係なし。
ただ、日本語の方にしか載っていない柄もありました。
テーブルクロスやブランケットなどの大物から、シューズケースや栞などの
小物まで、様々なアイテムに刺繍されていて、とても見応えがあります。
図案も沢山載っています。
面白いのが虫のモチーフ。
8角形の模様は、なるほど虫っぽくて、バッタのイメージにぴったり。
BLACK WORKの本は色々出ていますが、
この本の図案は、日本伝統の「こぎん刺し」や「刺し子」に通じるものがあるように思います。
白地に黒の潔さと幾何学模様がマッチして、とってもかっこいいです。
最初は、刺し方がさっぱりわからず眺めるだけでしたが、
「ダブルランニングステッチ」で、解決しました。
(裏も表も同じようになります。)
少しコツがわかったので、他の柄にも挑戦してみよう。
大事にしたい一冊です。
ただですね、最近目の焦点が合わなくなってきていて、
所謂これが老眼なんだろうな〜と
厳しい現実を突きつけられているところ。
今まで出来ていた細かい作業が、少し苦痛になってきてたりします。
手芸や工作に使える、ライト付きのルーペが出ているそうなので、
そんな文明の利器も活用してみようかと思っています。